Backup & Restore の概要
FPT MongoDB Enterprise の backup は 4 つの要素で構成されます。他の engine と違い、最初の 2 つは既定で有効になっていますが、それでもデータが保護されているとは限りません。
| 要素 | 役割 | 単体では |
|---|---|---|
| Backup サービス | ストレージ容量を確保し、全 job 共通の policy を保持 | 何も backup しません |
| Backup job | リストアポイントを実際に生成するスケジュール | 復旧可能なデータを作るのはこれです |
| PITR | archived log を保持し、正確な時点へ復旧できるようにする | フル backup が必要で、次のフル backup 以降に有効になります |
| Restore | リストアポイントまたは時点から新しい cluster を作成 | 元の cluster を上書きすることはありません |
警告
MongoDB Enterprise cluster の作成時に backup と PITR は有効になりますが、backup job が存在し少なくとも 1 回完了するまでデータは保護されません。新しい cluster は、保護されていると判断する前に Backup タブを確認してください。
既定で有効なもの
MongoDB Enterprise cluster を provisioning すると、backup サービスと PITR が作成処理の一部として有効になります。これは、どちらも明示的な有効化が必要な FPT Database Engine の他の engine とは異なります。
自動でないのは backup job — リストアポイントを生成するスケジュールです。job が存在し実行されていることを確認してください。
次に読むもの
| やりたいこと | 参照先 |
|---|---|
| backup のスケジュールと保持期間を確認・変更する | backup スケジュールの変更 |
| backup 時点の状態へ復旧する | backup からのリストア |
| 正確な時点の状態へ復旧する | 時点への復旧 |
復旧は常に新しい cluster を作る
どちらの復旧経路も、既存の cluster を修復するのではなく新しい cluster を構築します。計画すべき点が 2 つあります。
- 復旧する瞬間に 2 つ目の cluster 分の quota が必要になります。上限に達していることに気づく最悪のタイミングです。
- 復旧後、アプリケーションを新しい cluster の endpoint に向け直す必要があります。endpoint は自動では移りません。
コスト
backup ストレージは cluster とは別に課金されます。PITR は archived log を backup と併せて保持するため、さらに費用が加わります。容量は job 単位ではなく cluster 上のすべての backup job に適用されるため、どちらも事前に見積もっておく価値があります。
次のステップ
- job の有無を確認する backup スケジュールの変更
- backup の失敗を確実に誰かに届ける Notification
- 実際に復旧が必要になったときの backup からのリストア